こんばんは、森林です。
この記事では「エモ啓発ツイート」について考えます。
実際に僕がしたツイートをいくつか挙げ、「どういう要素が組み込まれているか?」「どうすれば『エモ啓発』ツイートになれるか?」というの分析と修正を行う。
今日は「自己啓発の要素はあるけれど、エモさに欠けるツイート」について考える。
【パターン②:自己啓発ツイート】
(1)啓発内容「自分の機嫌は自分で取れ」
自分が「何を好きなのか」、「自分が心が動く瞬間はどんな時なのか」
— 森林🌲 (@moriba_to) 2020年4月22日
それを知っているかどうかはすごく大切なことだと思うナ〜!!
これは自分の好きなものや心が動く瞬間を把握することで、「自分の機嫌を自分で取れる」ようになってほしいというツイートだ。
この啓発に関しては、このツイートが有名ではないだろうか。
娘「…(ムスッ)」
— 瀧波ユカリ🍖 (@takinamiyukari) 2018年2月13日
私「あのさ自分の機嫌は自分で直すんだよ。誰か私の機嫌直して!みたいな態度は人を嫌な気持ちにさせるよ。でも君はラッキーだ、なぜならこのことを今知ることができたから。お母さんは気付くまで時間かかった。死ぬまで自分の機嫌を直せない人もいるぞ」
娘「今知ってよかった…」
「自分の機嫌は自分で取れ」。
これは「感情のコントロールは自分でしよう。他人に握らせるな!」という自分のことだけを考えられるようにするねらいがある。
嫌な出来事が起こった時、その原因を環境や他人に押し付ける人。そういう人は自分は悪くないと思っている非常に無責任な人だ。そういった人に人は集まらない。
そういう人は、自分の機嫌取りを周りに任せているのだと思う。人生や運命を他人任せにしているといってもいい。
もし嫌なことがあったとして、周りの環境が何とかしてくれるのを待つのか、自分で自分の機嫌を調節し、いち早くリカバリーするのか。
どちらの方が自分の人生を自由に歩けるだろうか?
つまり、「感情をコントロールすること」は「自分の人生をコントロールする」のと同義である。
その為に「自分の好きなことを知る」「自分が何に心を動かされるか知る」というのは、自分の機嫌を取るために重要なことなのだ。
「エモ要素」を付け加えるならば、「彼女に振られたけど自分で元気になった」「仕事を辞めたいけど周りのせいにしない」などといった共感できるエピソードだろうか。
仕事を辞めたい。
業務はきついし上司は厳しい。
「今何してるんだろう?」と思うことが多々ある。
でも自分で選んだ道だ。環境のせいにはしない。
全部、自分次第。
「自分の機嫌はどうすれば直るのか」
これを知っているだけで救われた場面が何回もある。
多分、この先もずっと。
これは結構良い。140字に収まるしので実際に呟ける。
さらに「仕事をきつくてやめたい」という経験は多くの人に当てはまる。
このようにエピソードを加えるだけでぐっとツイートの質が上がる。今度呟いてどんな感じになるか試してみようと思う。
(2)啓発内容「自分のモチベは自分で上げろ」
自分のモチベーションを上げる方法は、自分で見つけるしかないんだ……!
— 森林🌲 (@moriba_to) 2020年6月8日
これも上のツイートと似ている。ただ扱っている言葉は「機嫌」と「モチベ」で少し異なっている。2つの言葉に違いはあるのだろうか。
気になったので広辞苑で調べてみた。以下抜粋。
きげん【機嫌】
・気持。気分。
→きもち【気持】
・物事に対して感ずる心のあり方。感情。
・対象に対してそなえる心のもちかた。
モチベーション【motivation】
・動機を与えること。動機づけ。誘因。
・物事を行う意欲。やる気。
機嫌は心そのものであったり、自分の中に存在している感情のようだ。
一方モチベーションという言葉には「動機」という意味合いが強い。
つまり先のツイートは「何かを始める時のきっかけは、自分で作る必要があるよね」というメッセージになる。
これもさっきのツイートと同じで「環境のせいにしないで自分でなんとかする」という啓発が込められている。
ここに「エモ要素」を加えるとすればどういったものになるだろうか。
「かつての先生」「お婆ちゃん」というようなかつて誰かがそれが言っていたというエピソードは多くの人に響く。
なのでここでもそのようなエモエピを付け加えてみよう。
昔、仕事に対するモチベが無かった頃、先輩にこんなことを言われた。
「お前さ、やる気が無いなら自分で何とかしろよ。周りのせいにするな。
あとモチベがあるから仕事が出来るんじゃないぜ。仕事をするからモチベが上がるんだ。」
あれから5年。僕はやっとあの言葉の意味が分かった気がする。
どうだろうか。「先輩」「仕事」という社会人の方からの共感が得られそうな単語が入り、エモ要素が加えられた。啓発とエモが入り混じったエモ啓発ツイートに早変わりだ。
【まとめ】
啓発というのは難しい。人からのアドバイスや言葉というのは、何かを達成していないと響かない。キンコン西野や本田圭佑といったような何かを達成している人でさえも響かない人がいるのだから、僕のような新卒社会人が発する言葉なんかもっとそうだろう。
言葉に意味は無い。誰が言うかが大事だ。
なのでどんな言葉を選ぶか?という作業ではなく、何をするか?という話だ。
その発言をした人がどのような行動を起こしているか?どんな結果を出しているか?歩んでき人生はどんな話なのか?
まずはこのように「やってみる」ことが大事なんだろう。少なくとも22歳の僕は今こう思っている。
まあ、本当はこんなエモ啓発ツイートに関して2時間も3時間も使うより、仕事の勉強とか副業に取り掛かった方が良いんだろうな…。
あ、いかん、自分の機嫌とモチベが下がりそう。ご機嫌マンになるためにタバコでも吸うか。(2,449文字)