僕が映画を評価する上で大切にしている2つのこと

こんばんは、森林です。

今日は木曜日でかなり疲れているので、自分が書きやすい映画という題材で書く。

木曜日って何でこんなにしんどいんだろうな、多分40時間くらいある。

 

 

僕は映画が好きだ。

でも見たことある本数はそんなに多くない。Filmarksの記録も180くらいだ。

 

filmarks.com

 

 

今日は僕が映画を評価する上で大切にしているポイントについて書いていく。1つは「救いポイント」があること。もうひとつは「裏切り」が少ないということだ。

 

普段とは違い、勉強のアウトプットという訳では無いが、たまにはこういうのも必要だろう。

 ちなみに好きな映画ベスト3は「勝手にふるえてろ」「はじまりのうた」「セッション」だ。

 

 

 

 

 

(1)「救いポイント」がある

 

これに尽きる。「救いポイント」とは僕が勝手に作った言葉で、「主人公が救われるポイント」というそのまんまの意味だ。

アンパンマンの救いポイントはバイキンマンをやっつけた後の「ありがとう!」と言われるシーンだし、千と千尋だと2人で空を飛んでいる時に、白の名前が分かる場面だ。

 

僕が好きな映画には、大体この「救いポイント」が練り込まれている。ディズニー映画がウケるのは救いポイントが分かりやすく、そこまでの物語の構成が丁寧だからだと僕は思う。まあ、死んだと思ったら生きてるパターンはあんま好きじゃないけど。

 

でも「死=マイナスの感情」が「生き返る=プラスの感情」に切り替わるのは、やっぱ分かりやすいんだろうな。「マイナスに振り切っていた感情がプラスに働く瞬間」というのも、救いポイントの解釈としてありかもしれない。

 

 

逆に、このポイントが無い映画は観たくない。ホラー系やパニック映画がそうだ。

あれは「マイナスが0に戻る」か「マイナスがさらにマイナスになる」のどっちかのパターンが多いので、観てて苦しくなる。あと単純にホラー映画は怖いから苦手。

 

でもウォーム・ボディーズゾンビ映画なのに「-5から+100に達する」傑作なのでおすすめ。あれは良い。ガイコツめっちゃ怖いけど。

 

 

他にも「最初はマイナスから始まるけど、最後は超ウルトラハッピーエンド」という映画があったら教えてください。

 

 

filmarks.com

 

 

 

(2)裏切りが少ない

 

これも大事だ。「裏切り」というのは「こういう展開になるんでしょ?」という期待を裏切るってこと。勿論、いい意味で。

お笑い芸人の漫才やコントにおいて、お客さんの予想を裏切った瞬間に笑いが起こるのと同じように、映画も観客の期待を裏切った瞬間に「面白い!!」という感情が生み出される。

 

そして映画では「裏切りは少ない方が面白い」と僕は思う。

「セッション」カメラを止めるな!はその最たる例だ。

 

filmarks.com

 

 

filmarks.com

 

 

この2つの映画の共通点は「話自体はシンプル」ということだ。展開は普通だし特に意外性も無いが、映画の中でたったひとつ、大きな「裏切り」がある。

それだけで、めちゃくちゃ面白い。この2つの映画を観たことある人であれば僕の言わんとしていることが分かると思う。観ていない人は是非観てほしい。

 

 

そして「裏切り」が多すぎる映画は苦手だ。

僕が「スパイ映画」をあまり好きになれない理由はここにある。

 

「どうせその金庫何も入ってないんでしょ?」とか「その要人、影武者なんでしょ?」みたいに今後の展開が容易に予想できることが多々ある。

なので「この映画一回も観たことないけど、なんか前にも観た気がする」という謎の現象が起きる。逆に何も事件が起こらず、ただ淡々とスパイ活動をこなしていく映画とかあったら面白いかもしれない。

 

ただ、反対に「裏切り」が多すぎて面白い映画もある。リメイク版の「ジュマンジ」とかがまさしくそう。

話の展開は大体同じだし、「この後絶対こうなるでしょ……」みたいな予想も絶対裏切らない。なのに絶対笑ってしまう。悔しい。

 

filmarks.com

 

 

 

また、この裏切りというポイントは、コメディやエンタメ映画限定の評価基準になる。

 

ドキュメンタリーやシリアスな映画における面白さと言うのはそこにはない。「万引き家族」とか「最強のふたり」のような、「特に大きな裏切りも事件もないが、段々と関係性が変化していく」みたいな映画には「裏切り」は必要ないと思う。

 

filmarks.com

 

filmarks.com

 

 

【まとめ】

 

まとめとしてはこうだ。

 

(1)「救いポイント」がある。
→「マイナスの感情がプラスに変化するポイント」

・ホラーやパニック映画はこれが無いから嫌い。


(2)「裏切りが少ない」
→展開は王道だが、ひとつの大きな裏切りある映画は面白い。

・スパイ映画は「裏切りが多すぎる」から嫌い。

・裏切りが無くても面白い映画もある(例)「ジュマンジ」「万引き家族」「最強のふたり

 

 

こんな感じだろうか。

 

 

僕は、自分が好きなものに対してちゃんと論理的に話せる人のことを信用している。

 

好きなものって、理由がふわふわしたまま好きであることが多いと思うんだよね。

勿論「なんとなく好き」という理由も分かる。

 

ただ、なぜ好きなのかを理解していれば、人に紹介することが出来る。

例えば『エロや青春だけじゃなくて、「優しさの行方」や「宿り」みたいに、人間の優しい部分にも光を当ててくれるマイヘアが好き』とか『松岡茉優が可愛いし、人に本気で向き合うことの難しさと尊さを恋愛を通して教えてくれるから「勝手にふるえてろ」が好き。あと松岡茉優が可愛い。』みたいな感じだ。

 

 

なんか映画の話だったのに、好きなものを論理的に説明できるようにしようなっていう話になってしまった。

明日は「好きなものを説明する難しさ」について書こうかな。終わりです。(2,354文字)