「嫌い」だったけど「好き」になったモノ【音楽編】

こんばんは、森林です。

一人暮らしもあと4日です。実家帰るの辛いなぁ。

 

今日は前は「嫌い」だったけど、今は「好き」なコンテンツについて書きます。

 

ジャンルを分けると「音楽」と「人」の2つです。

 

順番に紹介します。今日は音楽。

 

 

 

【大学生の時に邦ロックにハマる】

僕は大学2年生くらいの時に邦ロックにハマった。最初はRADWIMPSとかMONKEY MAJIKとか、少し前に聴いていたバンドを探しつつも、流行りの音楽も聴くようになった。

 

友達とか知り合いのSNS投稿を見て知ったり、アルバムを貸してもらうこともあったけど、バンドをたくさん知ることが出来た一番の理由は間違いなくサブスク。僕はApple musicに大学2年生から入っている。

 

サブスクは、サービスに参加しているバンドの曲を殆ど聴けるので良い。「この曲オススメ!」と紹介されたものをその場で聴くことが出来る。

 

ただ、「アルバムの貸し合い」とか「借りたアルバムについて話す」みたいなリアルなコミュニケーションはどんどん無くなる。

もしかして、売れてるけどサブスクに登録してないバンド(マイヘアとかハンプバックとか)には、そういう狙いもあるのかも。「俺らが体験したエモい青春を忘れてほしくない」みたいな。

 

話が少し逸れたが、要は色んなバンドを探せる環境にいたって話だ。大学生って基本暇なので、好きなことできる時間がある。

 

そんな環境下の中で、僕は色んなバンドを知った。

andymori、Saucy dog、the songbards、SUPER BEAVER、teto……など、大学生活ではライブにもフェスにもまあまあの回数行った。もしかしたら大学生活で一番勉強したのは邦ロックかもしれない。

 

そんなハマりにハマった邦ロックだったが、最初はどうしても好きになれなかったというバンドが何組かいる。

 

(1)クリープハイプ

「変な声だな、もっと普通の声で歌えばいいのに」と初めて聴いた時に思った。余計なお世話だよバーカって言われてしまった。

 

クリープハイプは歌声が変なのと、同じことを繰り返しまくる歌詞と、ファンが痛かったからあんま好きになれなかった。「クリープハイプ好きな私ってメンヘラでほんとうどうしようもない」みたいな自分に酔ってる気がして、痛いやつだなと思っていた。

 

basement-times.com

 

まあ音楽を好きな理由なんて人それぞれだから何でもいいんだけど。僕は「愛の標識」の「死ぬまで一生愛されてると思ってたよ」という歌詞に惚れてしまい、クリープハイプの虜になった。武道館最高だったなぁ。

 

クリープの曲を3つに分けると「エロ」「捻くれ」「優しさ」になる。

 

どうしても「エロ」と「捻くれ」がキャラとして定着してしまっているが、「優しさ」こそクリープハイプの最たる特徴だよな、と思う。

 

www.youtube.com

 

あとは同じような理由(声が変、曲調が似てる、ファンが痛い)で、フォーリミやマイヘアも嫌厭してたが、今では大好きなバンドだ。

 

 

 

(2)きのこ帝国

これはもう単純な理由。「名前が変だから」

ブルーハーツとかスピッツとか、バンド名って横文字の組み合わせで出来るんじゃないの?なにきのこ帝国って?と、勝手に忌み嫌ってた。周りの友達にはきのこを好きな人も多かったのに、なんでもっと早く聞き始めなかったんだろう。

 

初めて聴いたのは「怪獣の腕の中」か「猫とアレルギー」だった気がする。きのこ帝国の曲って「あなた」って単語がめちゃくちゃ出てくるんだけど、なんかそれがふわふわしてないんだよなー不思議だ。

 

youtu.be

 

他にも「マカロニえんぴつ」や「ヤバいTシャツ屋さん」も名前が変だからって理由で忌み嫌ってた。今は2つとも大好き。

 

 

【「それなんなの?」からのギャップ

クリープもきのこみたいに最初は「ちょっとどうなん?」って思ってたのに、いつのまにか好きになってワンマンとか行くってるバンド結構ある。

 

初めてバンドを知った時にちょっと嫌厭してしまうのって、結局「知らない」からなんだよね。「それなんなの?」みたいな

 

でも、これを上手く利用して売れてるバンドもいる。

 

ゲス極とか金爆なんかはそこの「なんなの?」を上手く利用してると思う。「バンド名変だけど新しい感じ」「見た目チャラいけどめっちゃ女々しいエアバンド」みたいに、ギャップがあるバンドが数年前まで流行ってた。最近だとあいみょんも「その変な名前なんなの?」感があっていい。

 

 

【ロックバンドと宗教の共通項】

 

跡個人的に思うのは、ロックバンドは宗教に似てるということ。バンドマンが言う「自分らしく生きろ!」と教祖が言う「あなたらしく生きなさい」はニュアンスは違えど言ってる内容は同じだし、1つの存在(バンド・教祖)を尊敬して熱狂するという点も共通項だ。

 

フェスで自分がそんなに知らないバンドのステージを見たことある人なら分かると思うが、疎外感が凄い。バンドと観客の一体感に怖さすら感じる。

皆で一斉に声を出し、ボーカルの一挙一動に歓声を上げ、音楽に体を揺らす。

自分がその輪の中にいる分には気にならないが、一度離れてみると熱狂がどれほど異常か分かる。

 

また、良く言われる「ファン」という言葉。これは「熱狂的な」という意味のfanaticからきている。

 

熱狂という漢字も「熱く狂う」と書くし、音楽も宗教もそうじゃない人からすれば「大丈夫?あの人」と思われてるんだろうな。

 

あーフェス行きたいな。(2,231文字)