【感情が伝わるということ】
こんばんは、森林です。
昨日の夜、友人の「大喜利で1位取るまで終われない生配信」に参加し、結局5時までボケ続けるという貴重な金曜日の夜をフイにする災難に見舞われた。まあノリノリで参加したんですけど。
正気になった状態で昨晩の大喜利を振り返ってみたら全然面白くなかったです。深夜テンションってスゴイな。
今日は昼に行った喫茶店の経験から、絡めて「感情を共有するのって嬉しいな」と思った話を。
【少し多い喫茶店で】
今日は昼ご飯を喫茶店で済ました。
これは、オムライスとコーヒーが美味しくて、ガムシロップが少し多い喫茶店の話。
今朝は11時に起きた。朝ご飯を作るのがめんどくさかったので、どこかへ食べに行くことにした。
商店街の入り口に位置する、お洒落で歴史もありそうな喫茶店に行った。ここに引っ越してきた時からずっと気になっていたお店だ。
店内に入り「デミグラスオムライス」を注文。柔らかい卵としいたけが混ざったデミグラスソースの相性凄く良い。シンプルな味付けなのにこんな美味しいオムライスがあるの?と衝撃的だった。
(デミグラスオムライス)
食後のアイスコーヒーも凄く美味しかった。最近はインスタントの安物しか飲んでいなかったので、一口飲んで「あ、飲みたかったのこれだよ、これ」と感動。
ただ、一緒に運ばれてきたガムシロップが異常に大きくて笑った。心の中で「いや絶対こんな使わないでしょ」と突っ込みながら写真を撮る。
あまりに面白かったので、食器を片しに来てくださったウェイターの方に「このガムシロップ大き過ぎですね」と伝えてみた。ウェイターさんもその大きさをおかしく思っていたのか「お好みでお使いください」と笑いながら答えてくれた。
これは、オムライスとコーヒーが美味しくて、ガムシロップが少し大きい喫茶店の話。
【感情が伝わることは嬉しい】
この話をブログに書いたのには訳がある。それは「感情が伝わることは嬉しい」ってことだ。
実は喫茶店の出来事が起こった時、恥ずかしながら僕は泣きそうになってしまった。「え、なんで泣きそうになってんだ?」と考えた結果、一つの答えが出た。
それは「感情が共有できて嬉しかった」からだ。
少し大きいガムシロップを見た時、僕は「大きすぎるな」「これ面白いな。でも誰もおかしいと思ってないのかな?」という感想を抱いた。ここで区別したいのが「ガムシロップが大きい」のが情報で、「ガムシロップが大きいの、おかしくない?ウケね?」が感情だ。気持ち、と言い換えても良いかもしれない。
つまり僕は「ガムシロップが大きい」という情報を伝えたくてウェイターさんに声を掛けたのではない。「この大きさ、コーヒーに対して大きすぎるよね、これ面白くない?」と感情を伝えたかったのだ。
結果、ウェイターさんは「やっぱおおきいよね、それ」と笑ってくれた。
僕は、「情報の共有によって嬉しく感じるんじゃない。感情の共有ができたから嬉しいんだ」と気が付くことが出来た。
ライブはまさにそうだ。「曲」という情報を聴きたいわけじゃない。バンドマンの熱量、周りのファンの興奮、声を合わせて叫び合うコール&レスポンス。
この「感情」の共有がしたくて音楽を聴くのだ。
【伝わり方の優劣】
先述した「感情」 という単語について、広辞苑で引いてみた。
かんじょう【感情】
喜怒哀楽や好悪など、物事に感じて起こる気持。
精神の働きを知・情・意に分けた時の情的過程全般を指す。
「何かに対して作用される精神的な働き」、これが感情だ。
感情は「感じた情報」を熟語にして表される言葉だ。
つまり、「感情を伝える」ことは「情報を伝えること」に近い。
では、人が人に情報を伝えようとするとき、どんな方法を取るだろうか?
これはLINEやメッセージなどのテキスト、今どこにいる?といった電話、などなど多くの手段が考えられる。
ここでは「人が情報を伝える方法」として以下の4つを挙げる。
- 文章
- 音声
- 映像
- 対面
この順番には優劣がある。一番伝わりにくい方法が「文章」で、一番伝わりやすい方法
が「対面」だ。
例として、出会い系アプリで考えてみる。最初はプロフ画と自己紹介文だけの情報を頼りに「アリ」か「ナシ」かを判断する。これは映像から伺える情報(顔、雰囲気)と自己紹介の文章(身長、大学、年収等)の情報から、判断を下すと考えられる。
この関門を突破したら、メッセージのやり取りが始まる。ここではより具体的な文章レベルの情報の交換だ。「(>_<)みたいな顔文字を多用していない」「笑笑が多すぎる」といったような情報だ。
そしてメッセージのやり取りを経て、「今度会いませんか?」と対面に移行する。
僕たちは様々な情報の伝え方を組み合わせて、人とコミュニケーションをとっている。
ちなみに、出会い系アプリにおいてテレビ電話のような映像が飛ばされがちなのは、「情報が伝わりすぎるから」だ。以下の記事では「携帯のテレビ電話はなぜ普及しないのか?」というテーマで「動画はどのような場所にいるのか相手にわかるとマズイ場合がある」という事例を基に説明している。
他にも、周りの目を気にしすぎだったり、そもそもテレビ電話をする経験が少ないといったような原因も考えられる。
ただ、コロナ自粛の中「ZOOM」が流行ったように、今後は情報伝達やコミュニケーションの方法において映像の領域が拡大すると予想ができる。5Gのリリースもこの現象に拍車をかけるだろう。
それでも「映像」と「対面」では、情報の伝わり方はまったく違うという自覚を持つ必要がある。次回はそんな話。(2,311文字)