オンライン上における「透明性」という言葉について

こんばは、森林です。

今日は一日中ごろごろして過ごしました。たまにはこんな休日も良いですね。

 

今日は昨日の記事と深夜の大喜利を絡めて、「オンライン上にて知らない人と仲良くなる方法」「透明性という言葉についてなどを書きます。

 

moriba-to.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

【深夜の大喜利

 

金曜日、深夜1時半頃にTwitterを見ていたら仲の良い友人がこんなことを呟いていた。

 

「友人と大喜利してます。気軽に参加ください」

 

これで「面白そう!」とホイホイしてしまう僕も僕だが、深夜1時半に新規オオギリストを募集している彼らも何かしらバグってるように思う。1時半に「大喜利してます!」って呟いて「やりたい!」ってなる人、どのくらいいるんだろう。

 

という訳で大喜利に参加。パソコンで大喜利画面を開き、ZOOMにてオンラインで話しながら以下のサイトで大喜利をした。

 

thrminoogiri.com

 

大喜利で1位を取るまで眠れないけど大丈夫?」と頭の悪いルールがあることをその時知ったが、深夜テンションだったこともあり快諾。終わったのは朝の5時。やめときゃよかった。

 

 

参加していたのは僕以外に3名いて、元々知っている高校の友人が2人。
もう1人は全く知らない友人の友人だった。

 

ただ、彼が凄く面白い方だった。
電話口からでも伝わる「あ、この人頭良いな」という感覚。ワードセンスが光る大喜利と論理的でインテリジェンスな口調。完全にデキる人間だ。

「そういえば僕、森林さんと同じ大学ですよ」と言われた時、ゴリゴリに滑っていた自分の回答を直視できなかった。

 

 

今振り返ってみると、彼とは昔ながらの友人のように話すことが出来ていた。

なぜか?それはある条件が達成されていたからだと思う。

 

 

【オンライン上にて感情を伝えるには】

ある条件とは、「共通の友人がいる」ということだ。

 

 

ここでひとつ補足を加える。

前提として、オフラインとオンラインでは前者の方が仲良くなりやすい。それは伝わってくる情報量に違いがあるからだ。

 

オフラインでは多くの情報が届く。話の内容、声色や表情などのテンション、目線や手の動きなどのさりげない所作。そういった数々の情報を頼りに「この人はこういう人だ」という判定を下す。雰囲気という言葉でも言い換えられる。

 

ふんいき【ふんいき】

 その場面またはそこにいる人たちの間にある一般的な気分・空気。(広辞苑より)

 

一方オンライン上では、空気を共にすることは出来ない。空気感を共有できないことでテンションや所作が遮断され、その人の感情や雰囲気が伝わりにくくなる。

 

つまり、オンライン上で「その人がどういう人か?」を判断することは難しいのである。

 

しかし、これは初めましての人同士の場合だ。初めましての間柄であっても、そこに共通の友人がいる場合には当てはまらない。

 

 

僕の経験上、友人の友人というのは大体仲良くなれる。

それは紹介する人がそれぞれの空気感や雰囲気を比較して「この二人絶対合うよな」と思い、僕らを鉢合わせるからだ。僕は高校の友人に大学の友人を紹介されたことが多々あるが、大体空気感が合うし、すぐに打ち解けることが出来る。

 

これは友人に対する信頼度が、そのまま友人の友人に繋がるからだ。

 

 

【透明性という言葉】

 

信頼度という言葉は、透明性という言葉としてビジネスの世界で扱われ始めている。

 

www.hottolink.co.jp

 

この記事では「オフラインにて伝わっていた雰囲気をオンライン上で伝えるためには?」というテーマについて、以下のように答えている。

 

コンテンツが生まれた背景や、商品が完成した理由。オンラインに移行することで、こうした商品文脈や背景の情報が伝わりにくくなります。その分、今まで見せなかった情報を開示することで、透明性を担保するわけです。

 

これを基に考えると、オンライン上で初めましての人が仲良くなる場合には、今まで見せなかった情報を公開する必要がある。顔写真や趣味だけではなく、SNSの裏垢、友達の数、元カノのタイプなどだ。

つまり、これまで隠してきた情報をバンバン公開することで、透明性が担保され、オンライン上でもオフラインと同じような交流ができるのではないか。

 

ただ、これは相手が同じくらい情報を開示してくれるような信用できる人に限る。それにオンライン上での情報はフェイクも多いので、そこのリテラシーについても気を付ける必要がある。

 

やはり「隠してきた情報を公開する」よりも「友達の紹介」の方が透明性もあるし、信用できると思う。

 

 

【オンライン就活】 

で、これ思ったのが「就活はもっとロジカルにやらないと難しくなるな」ということ。

 

上気した通り、オンライン上では雰囲気が伝わりにくく、透明性も担保されない。そのため「自己分析も志望理由もインターンもちゃんとやってる大学生」は問題無いが、「特に何にもしてないけど笑顔と元気と雰囲気だけで勝負している大学生」にとっては中々厳しいんじゃないか。

 

だから、オンライン上での就活を乗り切るには「透明性」を磨く必要がある。なので今後、履歴書やESを書く場合には「教育実習先でニャンちゅうの物真似をしたら公開授業の際に『ニャンちゅう』と呼ばれて焦りました」「バイト先でガス爆発を起こしました」みたいな普通の履歴書には書かないようなことを書こう。

そうすれば「なんか面白そうな学生だな……」と雰囲気が伝わる。はずだ。

 

 

 

あとは、「情報公開の量<共通の友人からの紹介」から考えると、『就活生/就活エージェント/企業の面接官』みたいな3者面談みたいなオンライン面接もありだと思う。その方が絶対学生の雰囲気が伝わるし、ミスマッチも起きにくいんじゃないか。

 

まあ僕は人材系の企業に勤めてないので関係無いのですが。もし身の回りでこのサービスを始めた就活エージェントがいたら、俺の方が最初に思い付いたってマウンティングするので教えてください。(2,419文字)