12月9日

1日が終わるのが早過ぎる

 

 

 

【今日のこと】

 

11時に起きてご飯を食べて風呂に入り、洗濯物を干して家を出た。喫茶店で「銀河鉄道の夜」を少し読み、この間観に行った演劇について考えた。最寄り駅の近くにあるGEOに行き「もののけ姫」と「ベンジャミンバトン」と「ゴールデンスランバー」を借りた。今日はこれからゴールデンスランバーを観る。

 

銀河鉄道の夜

 

100年以上前に書かれた小説を読むのは難しいが新鮮な楽しさがある。古い純文学というのは不思議なもので、読もうとすればするほど文を目が滑るようにできている。そうではなく、ただそこに書いてある文章を味わうのだ、という自然体で臨めば、自然に読めるようになっている。

 

銀河鉄道の夜」もそうで、今日は「おきなぐさ」と「双子の星」の二作を読んだのだが、人間の複雑な心理描写ではなく、植物や星などの自然を一人称とした物語は、今の自分の感覚というよりも、ねこじゃらしを振り回していた身長140センチの自分になったようで、とても懐かしい気持ちになれた。読むのは大変だが、貴重な読書体験をさせてもらっている気がする。

 

【演劇について】

 

今日は、この間かなりの密度で書いた「おばけばかり」についても考えた。

 

演劇は他のどの文化的なものと異なり、同じ空間をこの瞬間に共有するものであるので、曲がり角でパンを加えた女子高生とぶつかるような運命力があるということ。

 

記憶と記録は異なっていて、ペペぺの宮澤さんは「記憶を残しておきたくて演劇をやりたい」と思っていること。

 

各演出の方はそれぞれ捉えている面は違うが、そこの一貫性はかなりの強度であるということ。この演劇に限ってやコロナどうこうでは無く、もともと考えていたことがコロナによってさらに促進された、という感覚であること。

 

自分の中でどういったように劇評を書くのかはしっかり定まってないが、書くからには自分らしさを含みながらも、かなりクオリティの高いものを書きたいと思っている。劇場の永田みたいでワクワクするね。

 

【明日のこと】

 

明日は就活のことをします。先週受けた企業からの結果が全然返ってこないの止めてほしいな。この後映画観るのにコーラを買いに行くかどうか迷っている。(921文字)