12月24日、「おんなのこきらい」を観た

12月24日、クリスマスイブに家で一人で映画を観た。

 

 

 

【おんなのこきらい】

 

「おんなのこきらい」という映画を観た。主人公は森川泉演じる「和泉キリコ」で、かわいいあざとい女の子が顔だけじゃうまくいかなくなり、人生に苦しむ話かな?と思っていて、その認識は間違っていなかったんだけど、なかなかどうして苦しい話だった。

 

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キリコの「私だって可愛くて大人しいようなあの子と付き合いたいと思っているよ」というセリフを聴いて、表題にもなっている「おんなのこきらい」は主人公がそれ以外の女の子に抱いている気持ちではなく、キリコ自分自身が自分のこと(=女の子)を嫌いという意味だと理解した。

 

大学の女友達に恋愛相談した時に言われた「自分の顔に合った恋愛するしか無いんよ」って言葉を思い出した。彼女はキリコの言うことが凄くよくわかるだろうし、こんな女いないよね?と首をかしげる俺に対し、いや意外にいるからね、と笑いながら言いそうだ。

 

あと、普通の女の子が出てこない。出てくる女全員正確悪かったり子どもっぽかったり確信犯だったりして現実味が無かった。

でも俺は男で、男と接している時の女はどうしたってスイッチが入っていそうなので、こんなぎすぎすした女知らないな……と思うのは当たり前かもしれない。

 

途中の鏡を恐る恐る見るシーンで、いつまで可愛ういられるだろうか、と怯えるのは女にしかない感情かもしれない。「可愛さ」のパロメーターはどうしたって歳追うごとに低下していくものなので、先に希望が無いという絶望感は女である以上付きまとうものになってしまているのかな。「かわいい」って難しい記号だな。

 

高山(木口健太)の髪型が良かった。次はこういう髪型になりたい。(731文字)