手段を目的にしてみよう

こんばんは、今日も暑いですね。

会社帰りにユニクロに寄ったら、UTシャツが700円で売られていて買ってしまいそうでした。今日は諦めましたが、今度寄ったら絶対買います。

 

 

さて、今日は手段を目的にしてみようというテーマです。

手段を目的にするな!という言葉は多く耳にします。これは例えば「お金を稼ぐことを目的にしない。自分が幸せになる為に必要な手段の一つがお金」というような理論です。

 

今日はあえてその逆、手段を目的にしてみることについて説明していきます。

 

 

 

 

パブロフの犬

 

 

結論から言います。

 

人は感情によって行動を起こすのではなく、行動によって感情が想起される生き物なのです。

 

これは「感情→行動」ではなく、

「行動→感情」という順番であるということを示しています。

 

 

 

 

パブロフの犬という言葉を聞いたことはありますか?

 

これはパブロフという生物学者による、犬を使った実験のことです。

 

motivation-up.com

 

 

 

これは条件反射の実験として有名です。

この実験から言えることは、生物の反応は条件付けによって決定するということです。

洗脳や調教といった言葉や現象も、ここから来ています。

 

 

条件付けというのは、同じ行動を繰り返して定着するようになっています。

生物の反応は行動によって決定するという事実は、私たちの感情が行動などの外部的要因によって作用していることを表しています。

 

つまり「感情→行動」ではなく、「行動→感情」という順番なのです。

 

 

 

この順番を理解していると「やる気が無いから行動できない」などという言い訳がいかに間違ってるか分かると思います。

 

「やる気を出すために行動をする」

 

これを理解してください。

 

 

 

 

なんでもいいから挑戦してみる

 

 

 

このパブロフの考え方には一つ問題があります。

 

それは目的が無いと行動に繋がらないという点です。

 

パブロフの実験の中でも、犬は「餌を食べる」という目的がありました。

ただ音が鳴っているだけなのであれば、「音を聞いたらよだれが出る」という条件付けもされないでしょう。

 

このように、行動というのは目的があることで起こり得るアクションです。挑戦という言葉も同じです。

「目的も何も無いけど行動を起こすぞ!挑戦だ!」と意気込んだ人に対して、あなたは何と声を掛けますか?「なんで?」って言いますよね。

 

 

 

しかし、僕はあえて言いたいです。

なんでもいいから挑戦してみよう。と。

 

 

 

タイトルにもあるように、「行動」はあくまでも「目的を達成するための手段」のひとつです。

 

だけど、日本人の10人に3人は目的が無い人です。

 

moriba-to.hatenablog.com

 

 

そんな人にはとにかく、とにかく!自分が出来ることをひたすらやって欲しい。

「手段」とされている様々なことを「目的」として取り組んでほしい。


できることを、実行してほしい。

なんでもいいから、挑戦してほしい。

 

これが今回お伝えしたかったことです。

 

 

もう一度、一番大切なことを。

 

感情によって行動が変わるのではありません。

あくまでも行動が先、感情は後なのです。

 

「行動→感情」

 

 

 

「WILL」「CAN」「MUST」 

ここまで「行動→感情の順」や「手段を目的にする」といった内容に触れてきましたが、ここで重要になってくるのは「今の自分に何ができるのかを知る」ということです。

 

 

昨日書いた記事では「やりたいことが無い人に向けた解決策」として、前田裕二さんの考え方を紹介しました。

 

minohen.com

 

 

前田さんは、「WILL」「CAN」「MUST」という3つの言葉を用いて、自分の現在地を知ることを説明しています。

 

WILL やりたいこと。キャリアプラン、達成したい目標や目的、夢。

 

CAN できること。自分のスキルや強み、武器、スキル。

 

MUST するべきこと。仕事、勉強、家事、周囲からの期待。

 

 

今の世の中は「WILL」があることが絶対の条件であるように思えます。

僕がさんざん苦労した就職活動もそうですが、「あたなのやりたいことはなに?」「10年後のキャリアプランは?」と、これからの目標や目的について多く聞かれます。

 

これはかつての僕のような「やりたいことが何もない、わからない」という人間にとってはかなり厳しい世の中です。

 

 

しかし、前田さんは記事の中で次のように述べています。

 

 

やらなきゃいけないという「MUST」のなかで、「CAN」を磨く。

 

MUSTとCANを繰り返すことで、WILLは見えてくる。

 

中途半端なWILLに入るより、MUSTからCANをやったほうがいいかも。

 

 

 

現状、探しても見つからない「WILL」に頼るのではなく、今自分が出来る「CAN」や今の自分がすべき「MUST」をしっかりと実行する力が必要になってきます。

 

先述した通り、行動を起こすことでしか自分の感情は想起されません。

 

まずはなんでもいいからやってみること。

そうすれば、自然とやりたいことが見つかると思います。

 

 

最後に

 

今日は「手段を目的にしてみよう」について書きました。

 

明日は「詳しいCANの見つけ方」について、更新しようと思います。(2,047文字)