7月11日

最近のこと

 

 

 

 

【最近のこと】

昨日は友達の家でバーベキューをした。一人暮らしには広すぎるベランダで、机とコンロを鉄板を用意して肉と野菜を焼いた。久しぶりに会う友達といつもみたいな話をしながらお酒を飲んだ。途中で雨が降ったけど、ベランダには全然雨が入ってこなくて、屋根のありがたさとマンションのすごさを実感した。肉は美味しかった。ステーキの下味に塩をかけすぎてしまい、少ししょっぱいと思ったが、みんなうまいうまいと良いながら肉を食べていたので安心した。自分のことばかり話してしまった気がする。

 

今日は昼前に起きて、いつも食べに行く天ぷら屋さんに行った。食べ終わった後コンビニでコーヒーを買って川の近くまで歩いた。日差しが強くて、シャツや前髪が汗で張り付いているのを感じながら夏だと思った。冬に吸うタバコには侘しさや自己陶酔、黄昏などのエモさが付随しているが、夏に吸うタバコは僕たちに底辺感をもたらす気がする。「こんなに暑いのにわざわざ外に出てそんなものを吸うなんて、頭がおかしいんじゃないか?」みたいな。ただでさえ体に悪くお金もかかる、不条理な理由でたくさんのタバコに、もうひとつ理由をくれる。夏に吸うタバコには、きっとyonigeが似合う。

 

家に帰って部屋に入ったらあまりの暑さに倒れそうになった。暑さ自体というよりも、この暑さを向こう数ヶ月味わないといけないのかという絶望感の為だ。同居人がゲームをしているリビングで少し眠った。昼間に食べた天ぷらが腹に残っていたので夕飯を食べずにいたら、今になって凄く腹が減っている。エアコンが無い僕の部屋は、夜だと少し涼しい。今日はこれから遠野遥の教育を読む。

 

最近は就職活動をしている。通過率が半分くらいの書類選考の中で面接を受けたとこからひとつ内定をいただけた。いろんな事情によりそこは辞退したけれど、新卒の時よりもやりたいことがしっかりとしているお陰か、不思議と上手くいっている気がする。新卒もこういうメンタルで就活できていれば何か変わったのかな。本当のことを正直に話す場所ではない、と誰かもっと早く教えてくれればよかったのに。今思えば、自分の想いをまっすぐに話したところで自分は大した人間では無いので不合格になるのは当たり前だったのか。とりあえず今受けている会社の中から内定を貰えることを祈る。叶えてくれよ織姫と彦星。

 

カツセマサヒコの夜行秘密を読んだ。明け方の若者たちが未来への絶望だとしたら、夜行秘密はどうしようもない過去への後悔を詰め込んだような話だった。読んでいて救われることはなかったが、他人に対して少しだけ優しくなれそうにはなった。分かりやすいメッセージではなく、なんというかあれは、願い、だ。

 

今は人に貸していて手元にはないのだけれど、本が返ってきて少し落ち着いたらまたnoteに感想をかきたい。無職時代の話とか、結局全然書く気が起きなくなってしまっている。コンテンツとして消費してあげないと過去の失敗が失敗のままで終わってしまうので、はやく昇華してあげたい。